鹿角にもたくさんの雪が積もりました!

鹿角にもたくさんの雪が積もりました!

この冬は本当に雪が多く、朝起きて雪が積もっていない日が少ない日々が続いています。
スキーや雪遊びなど、楽しみもたくさんありますが、「もう降りやんで欲しい」と思うことも...

どかーんと大雪が降ってようやく除雪したのに、数日後に屋根から大量の雪が落ちてきて、連日の除雪作業になるので大変です。

1回の除雪に2~3時間かかることもあって、
そんな日は、鶏ガラでだしをとったうどんや、豚汁などを大きな鍋に沢山作っておいて、冷凍食品を簡単に調理して夕食にしてしまうことが多いです。

鹿角には、年越しからお正月に、大きな鍋で「納豆汁」や「けの汁」などをたくさん作る風習がありますが、
「納豆汁」は正月3が日は台所の仕事を休めるように、肉や豆腐や山菜などをたくさん入れて作り
「けの汁」は、小正月に女の人たちが実家に帰省した時に、家に残った男の人たちが簡単に食事ができ、仏様への毎朝のお供えにも使えるように肉や魚は入れないで作った
と聞いたことがあります。
冬は家の中が寒かったので、鍋ごと保存して囲炉裏で温めて食べていたようです。

また、「豆しとぎ」は青大豆を入れて餅粉で作り、囲炉裏の灰の中に入れて焼いて、灰を払っておやつに食べたそうです。

そんな昔ながらの風習の意味を実感しながら過ごしています。

 

上の写真奥に数本立っている、細い棒が何かわかりますか?

冬の間、お野菜を保存してある場所の目印なんだそうです。
寒のころになると小屋に置いた野菜も凍ってしまいますが、雪の中の野菜は凍らないので、春まで新鮮な状態で食べられるそうです。

いつも雪を捨てさせてもらっている近所の畑の雪も2メートル以上の高さになりました。

この日は太陽の陽が差して、冷たく澄んだ空気が気持ちいい夕方でした。